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客船クルーズ実施風景 Cruise tour

客船クルーズ実施風景

日本一周クルーズ 2019

ツアー内容 大洗~新宮~細島~上五島~萩~輪島~函館~大洗
期間 2019年10月6日~13日 7泊8日
パンフレット

秋の日本一周1日目:大洗出港

早朝の大洗港にやってきました。

岸壁に停まるにっぽん丸の前には既に1人だかりができはじめています。

本日はにっぽん丸大洗港発着秋の日本一周クルーズの出港日です。

その出港を盛大に行うために大洗の広大な岸壁を贅沢に使って大洗ポートフェスタが開かれています!有名な大洗高校のマーチングバンドを間近に聞いて大勢の方々が集まっています。

にっぽん丸の出港を記念して出港セレモニーが開催。大洗町長やキャプテンなどがご挨拶や記念品を交わして、本航海の成功を祈念します。本船上もお客様が乗船され騒がしくなってきました。

朝から続くポートフェスタの一番のイベントはにっぽん丸の出港です!マーチングバンドの演奏が響く中、紙テープが投げられ岸壁でも虹色の紙吹雪に歓声が聞こえます。これからの日本一周、とっても良い予感がしてきました〜!見送りにきていただいた皆様、ありがとうございます!!

少し沖合にでると8日間の過ごし方をお話するオリエンテーションや初めてご乗船の方へのお話の会などスタッフやクルーのご挨拶をさせていただきました。

初めてお入りになるメインホールは想像よりも華やか?シャンデリアに見守られて続く寄港地に思いを馳せる時間です。そしてあっという間に夕暮れ時に・・・

まだ船内新聞になれていないお客様も多いためか、シャッフルボードにご参加されたのはなんとお一人のみ。どこまでも続く海で身体を動かす独り占めの時間。贅沢なひとときでした〜!

そしてキャプテンと主要な乗組員からもご挨拶。カクテルを傾けながらのパーティが催されました。ディナーを前に一杯、さらにお馴染みの吉村美樹さんの歌声もソプラノコンサートで披露されました。初日から船旅の魅力に酔いしれてしまいそう〜!

秋の日本一周2日目:新宮寄港

大洗を出港してから20時間ほどの航海をへてやってきたのは和歌山県の東側に位置する新宮の港です。熊野古道の海の玄関口として知られ、着岸すると厳かな神楽の響きで出迎えていただきました。

ツアーに参加して始めに熊野古道の世界遺産「速玉大社」へと向かいました。 熊野から世界の平和を願う梛(なぎ)の大木を前に神々しさを感じます。

本殿で皆様とお参りをしてから出店に立ち寄ると・・・なんと和歌山ミカンが一袋100円!!これには思わず手が伸びたかもめですが、優しいお客様がおひとつ分けてくれたので買わずにありついてしまいました・・ご馳走様ですっ!

さらに熊野川沿いにバスを走らせること小一時間、上流に位置する食事処で熊野牛に舌鼓。さらにはこのあたりを代表する目張り寿司、それに鮎やうざく、珍しい紀州梅の天ぷらなどを頂きました。にっぽん丸の美食につづく寄港地ランチです!

午後には奇岩や清流が心地良い、かの有名な瀞峡の川下りにやってきました。あいにくの天気でしたがボートは傘いらず、時折窓を開けて川の風を感じるのも一興。奥山の湿気も心地良く感じました。

目の前にそりたつ一枚板に圧倒されると、ふいにボートのエンジンが停まりました。一瞬でしたが川の流れに任せて目の前の岩板と共に自然と一体になった気がします。

そしてボートは中州へと到着し、しばし小休止。ボートの振動で小腹が減ったとアイスを手に取る方も。自然の空気が普通のバニラにスパイスを添えてくれます。

あっという間に昼食付きの一日ツアーから戻って出港の時間になりました。新宮の方々、そして世界一とも言われるハーモニカの演奏に見送られて離岸するにっぽん丸。

次の目的地は九州の東側、宮崎県に位置する細島港です。いつの間にか雨があがった空をみあげると明日は良い天気になるような気がしてきました。

おっと、お休み前に毎日のショータイムが欠かせません。ディナーの後に古今亭菊之丞さんの独演会を聴きにいきます。豪華な横断幕を前に軽妙洒脱な談話が広がります。さてさて、日本一周はまだ始まったばかり。そろそろかもめも寝ることにいたしますっ!

秋の日本一周3日目:細島寄港

夜明け前の静かなデッキにやってきました。水平線には薄い霞がかかっていたので太陽がまあるく見られました。太陽が昇るのと同時に段々と船内も騒がしくなっていきます。

細島の港に入ると既に大型の観光バスがずらりと整列していました。天候は快晴!多くのお客様は高千穂峡にでかけていきます。

高千穂峡は高山に囲まれた盆地に広がる渓谷の一際美しい観光地です。デッキウォークも整備され気軽に深い自然を楽しむことが出来、高千穂峡の顔にもなっている繊細な滝にはボートでアプローチすることもできるのです。かもめも今回はツアーには同行しませんでしたが、以前に訪れた時に感動しました。写真はその時のもので今回ではありません。

今回は高千穂峡には行かずに港から少し離れたところの山の頂上に行くことにしました。目当ては展望台からの景色です。山間に抱かれた細島港らしい風景が写せたらと思いました。九州の温かい風が清々しく、心地良い時間が流れています。

港に戻って船内で一息。銅鑼の音でまもなく出港の時間になることに気づいてデッキから勢いよく紙テープを投げにいきました。ひらひらと風ではためく紙テープが華やかに細島港出港を彩ります。

沖合に出ると水平線に太陽が近づいてきました。船内アナウンスこそかかりませんでしたが、これほど美しい夕日はなかなかお目にかかることはありません。

太陽が落ちきるその直前、流れる雲という雲が色づき幻想的な景色が目の前に広がりました。今回は乗船しているお客様もご覧になりましたでしょうか。

長い黄昏を楽しみながら船上で過ぎていく時間の流れを自然とともに感じます。あたりはこれ以上無いほどに複雑な色合いをみせていました。この夕日は忘れがたいものになるのかなぁと考えていると、あたりはすっかり暗くなってしまいました。

今日の締めくくりは、明朝おとずれる軍艦島の歴史についての講演です。軍艦島は世界遺産である前に三菱が所有していた炭鉱です。なぜこれほどの建物を県が整備せず、会社も撤去せず残ったのか、克明になっている歴史の記録は知るほどに明日の軍艦島が楽しみになりました。さて、明日の軍艦島にむけて本日は早めに就寝することにしますっ!

秋の日本一周4日目:軍艦島&上五島

本航海の中でも乗船の皆さまが特に楽しみにしていたこと、それは軍艦島の後ろに上がる朝日を見ること。これは天気やタイミングが味方しないと適わない願いでした。

多くのお客様方と一緒に連なる山々の稜線にあがる朝日を、そしてその目の前には軍艦島を眺めながら贅沢な朝のひとときを過ごします。なんて美しいんだろう!と感嘆の声も聞こえてきました。

軍艦島に背中を向けてにっぽん丸は上五島に向けて舵を取ります。同時におはよう体操が始まりました。本日の体操は小さくなってゆく軍艦島のシルエットを眺めながら行われます。これまた贅沢な時間です。

上五島の岸壁に到着すると、いつものように沢山の露天が並び多くの方々が歓迎をしてくれました。椿オイルにハンドクリーム、五島うどん、木彫り細工、貝殻のアクセサリー・・・ちょっとした商店街のような岸壁は見てまわるだけでも一苦労です。

かもめは何度も上五島に来ていますが、今回は通い慣れた島内一日観光にご一緒しました。言わずと知れた頭が島天主堂や青砂ヶ浦教会、矢堅目公園など代表的な観光地を巡ります。

その中でも本日印象に残ったのは、蛤浜海水浴場でした。快晴という天気のお陰で、浜辺の海は煌めくようなブルーに輝いていました。波間にはまだ泳いでいる人がいます。本日は27度、うん、泳げなくもない気温です!

そしてまもなく出港を迎えるにっぽん丸へと戻ってきました。ツアーで遊び尽くして乗船してすぐにタラップがあげられました。岸壁から流れる別れの音楽に返すように紙テープをひらり。風にひらめくカラフルな紙の舞を目で追っているととても心地良い気分です。

こうして朝五時起床の長い一日がゆっくりと終わろうとしていました。果てしない黄昏を眺めながら海風を頬に感じます。

秋の日本一周5日目:萩寄港

本日で日本一周クルーズもいよいよ後半戦、大洗を出港してから4つ目の寄港地となるのは山口県の萩港です。そして本航海の中では唯一となる通船での上陸です。かもめは近くの長門港や仙崎港は来たことがありますが、萩は初めてとあって期待が高まります!

ツアーに同行することになり、バスに乗り換えて岸壁を出発。見晴らしのよいハイウェイで西進、目指す目的地は2箇所です。

1箇所目は海岸線に赤い鳥居がずらっと続く景勝地、元乃隅稲荷神社です。テレビで日本でも最も入れにくい賽銭箱という企画で取り上げられたそうで、多くの参拝客がいらしていました。 賽銭箱よりも圧巻なのは半島をたどって海へと続く鳥居です。(正確には海から続いています)。この半島はむかつく半島という名前で、ガイドさんの説明にくすっとしながら到着しました。外人の方にも人気の様子です!

海岸線から昇って汗をかいた後は・・・山口県内で今最もホットな場所と言っても過言では無い角島大橋です!目が覚めるような水色は自然でしか描くことの出来ない芸術です。この橋を渡って角島へとドライブ、高台から眺めるといつまでも見入ってしまいました!

極上の2スポットを巡って半日で戻ってきたかもめです。本日の昼食は萩の沖合で海を見ながらブッフェタイム。そしてシャワーを浴びて一眠り。気づけば窓の外が赤く染まっていました。美しい夕日が水平線にふれ、一日が終わりに近づいているのを感じます。

最後にドルフィンホールへいくと日本独特の音色がこだましていました。本日は琵琶のコンサート!神社や日本海を眺めたあとに酔いしれるには抜群の取り合わせです。日本一周クルーズの中でも1,2位を争う素敵な一日になりました〜!

秋の日本一周6日目:輪島寄港

本日は日本一周クルーズ6日目の寄港地、輪島に到着しました。入港の時間はひとつのイベントのように多くのお客様がデッキに出ながら着岸の様子を珍しそうに眺めて居ます。

輪島の岸壁は街中にほど近く、有名な輪島の朝市や漆塗りの名品館、日本酒が並ぶお店など工業港のような港にはない賑やかさがあります。高台から眺めると家屋の瓦屋根が歴史的なで情緒溢れる雰囲気も大きな魅力ですね!

かもめは有名な輪島の朝市にでかけてきました。漆の腕や箸、置物、あるいは反物や漬け物やなど沢山の土産物を見てまわります。その中で購入したのは意外にも輪島プリン。レンタルサイクルでまわっていたせいか小腹が満たされてまた一漕ぎ出来そうです。

上り坂をサイクリングすること小一時間、山の上からにっぽん丸を見ることが出来ました!隣に建っているモダンな建物は、輪島の文化・芸能を伝える輪島キリコ会館です。

多くのお客様はツアーで輪島の世界農業遺産、千枚田に出かけていたそうです。お戻りになって全員の帰船が確認されると紙テープが投げられ岸壁では御陣乗太鼓の舞が始まりました。

日本一周クルーズはまだ続きますが、かもめはこれから渡るところがあるので、ここ輪島で下船します。クルーズ最後までご一緒したかったのですが〜!またの機会に。皆様残す2日をお楽しみに、そしてご安全にお宅までお帰りくださいませ〜。

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