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客船クルーズ実施風景 Cruise tour

実施風景

小笠原・八丈島クルーズ2019

ツアー内容 茨城港大洗港区発 横浜着 にっぽん丸チャーター企画 大洗~八丈島~小笠原 父島~大洗
期間 2019年3月4日~9日 5泊6日
パンフレット

八丈小笠原1日目:大洗出港

朝9時、茨城県の海の玄関口、大洗港を見下ろす高台に来ています。大洗のシンボルとも言えるマリンタワーを左手に、右手には夏に海水浴で賑わうサンビーチを見ながらにっぽん丸の入港を待ち構えて・・・高台から少しくだって今回は浜辺の松林と一緒ににっぽん丸。

岸壁に行ってみるとなにやら見たことないほどの人だかりが・・・!その中心には大洗が誇る全国優勝のマーチングバンド“ブルーホークス”が演奏していました!これを一目みようと集まった皆様、それにしても多すぎる?!

車もずらーっと並び、屋根の下にも人だかり、奥にはマリーナにも船がずらーっと留まっています。大賑わいの理由がわかりました。実は本日は「にっぽん丸 大洗 海の大使就任記念式典」があるのです!にっぽん丸を運航する商船三井客船の山口社長も壇上でご挨拶です。

そして式典を終えるとそのまま出港準備に取りかかる本船。銅鑼の鐘が鳴り響き、係留されたロープがはずれ、お客様も別れを惜しんでか紙テープで出港のご挨拶。汽笛がなったのを合図に岸壁から離れていきます。

出港を一段と盛り上げてくれたのはやっぱり大洗高校のマーチングバンドです。同じ目線の高さで見ているよりも、上から見たほうがずっとその隊列がよく分かります。まるで龍が舞うように綺麗な円を描いて歩きながら演奏しています。最後の隊列も上からみるととっても立体的です!

その舞台裏では航海士とキャプテンが周囲を確認しながら徐々ににっぽん丸は離れていきます。一本一本紙テープも破れて風に舞うと、ちょうど港を照らした日没に透けて美しい花吹雪を見ているようです。

3月とは思えないほどの強い日差しを保った夕暮れです。トワイライトに染まる大洗の町並み、ビーチの潮騒、岸壁のマーチングバンド、いろいろまるで幻想だったように本船はしっとりとした夕陽のムードに。聞こえる音と言えば頬をなでる海風くらいです。本日はかもめの大好物の神秘的な夕陽でした。

出港後の船内ではこれから始まる6日間のクルーズを十二分に楽しむためにオリエンテーション(説明会)が開かれました。初乗船の方、久しぶりのご乗船の方、あるいはリピーターさんへの再発見などいろいろと役立つ情報盛りだくさんです。

そして一日の締めくくりはやはりメインショー。本日はソプラノ歌手の吉村美樹さんをお迎えして華やかなひとときをお届けしています。洋上の微笑みと題した歌声は、洋上を駆けるこの船のように心地よく壮大な響きがありました。わずか2時間前までは大洗の岸壁にいたとは思えません、あっという間にこれぞクルーズ!と言いたくなるような素敵なワンシーンに出会うことができました〜!明日は八丈島。どんな一日が待っているでしょうか〜!

八丈小笠原2日目:八丈島寄港

本日にっぽん丸は八丈島に寄港しました。八丈島には通船が発着できる港が3つあり、当日の潮の流れなどを見ながら条件の良い港に入港します。この日は島の西側にある八重根港へと通船入港することになりました。

操舵室のウィングからキャプテンが通船が運航しやすいかなどを確認しています。遙かの水平線に浮かぶようなウィングは、まさにウィング(翼)と呼ばれるにふさわしい美しい姿でした。

たまたま昨年も同じ3月に八丈島に寄港したので、そのときのお写真から八丈島の雰囲気を少しお知らせします。八丈太鼓の伝統芸能、裏側が見える裏見が滝、また八丈島のシンボルになっている八丈富士の高台に位置するふれあい牧場などを本日のツアーでも回って来ました。

夕方になり出港の時間。にっぽん丸はゆっくりと海の上を走り出します。お客様は夕暮れ時にディナータイム、召し上がりながらひとときの船窓から離れる島影を楽しみます。それにラウンジでは落語も行われていました。

かもめは夜にも少し散歩をしてテラスでひととき。雲に隠れて月こそ見えませんでしたが、いつもより少し暗いテラスはとても良い雰囲気。なんだか隠れ家リゾートに来たような気がしました〜!

夜には茨城県日立市出身のシンガーソングライターKATSUMIさんのコンサートが開かれました。曲に合わせて紙ヒコーキを飛ばす演出は普段のドルフィンホールとは違う一面を見せれくれました〜!

八丈小笠原3日目:航海日

本日は一日航海日です。午前も午後も、ついでに朝も夕方も夜も船上で過ごすのですが絶え間なくイベントがあるので興味あるものにでていると暇することなくあっという間に過ぎていきます。講座や歌声教室、変わった鶴の折り方の講座などにかもめも出席してきました。

その合間合間で何度も海にでる機会がありました。そう!小笠原への航路は冒険航路、アホウドリが営巣している鳥島や奇妙な岩、孀婦岩を通るのです。

どちらも周遊していくにっぽん丸。アホウドリの営巣地も遠くに見えました。あ、クジラっと思うと水しぶきが残るだけ・・・輪投げで気張らしをしつつ生き物たちでてきてくれないかなぁ。。。

すると一際近くに一羽のアホウドリが飛んできました!水上を走るように着水。美しい瞬間を目の当たりにするかもめです。かもめが呼んじゃったかなぁ!(見た目ちょっと似てますからね!)

さらにどこからともなくクジラが姿を現しました。望遠鏡のようなレンズに付け替えてみてみるとはっきりシッポ〜!あ、尾びれですね。遠いけどお客様もはっきりこれは見られました!

さらにさらにクジラが呼んできてくれたのか、ハシナガイルカもお出ましです!くるんくるんと身体をひねらせてジャンプ!にっぽん丸が小笠原に行くのを歓迎してくれてるのかなぁ。ますます明日の入港が楽しみになりますね〜!!

八丈小笠原4日目:小笠原寄港

朝6時少し前に目が覚めたかもめです。ん〜っとカーテンを開けてみると・・・あれれ、もう目の前は小笠原父島の二見港!いつもより少し早く入港したようです。お陰で本日のおはよう体操は二見港の湾内、よい取り合わせです。

朝一番の通船で上陸をしたかもめは本日のツアーに出発。写真家中村風詩人と巡る小笠原散策ツアーです。『小笠原のすべて』という書籍を書いた写真家さんで小笠原を隅々まで知り尽くしています。

ツアーのハイライト、中央山の山頂へとたどり着きました。わぁ〜!っと思わず声を上げてしまいそうな絶景です!深い森の奥には入港しているにっぽん丸が!4日を共にしている船が見えるのって感動です

ツアーを満喫してにっぽん丸へと戻ったかもめです。お客様の帰船が無事に確認されたようです。「少し出港予定時間より早いですが、これよりにっぽん丸はクジラ探しのツアーに出発いたします」。またまたサプライズ!

出港の見送りをしてくれる本日の通船を担った漁船の方々。大声でさようなら〜!っと伝えた後には、皆さんカメラを携えてデッキに整列。日没までの90分間をクジラ探しの旅にでます。

「本船から14時の方向、ブローがあがりました」。固唾をのんで乗客一同見守ります。あっ、と誰かがこぼした瞬間、時間がとまりました。遙か遠くでザパァっと音がするとクジラが着水したのが分かりました。写ってる〜!夢中で撮った写真にはジャンプする瞬間のクジラの姿が映っていました。

皆様にとっての小笠原はいかがでしたでしょうか。まずは晴天に恵まれ多くの方にとっても、まさに小笠原!という海の綺麗さと夏のような日差しに感激されたのではないでしょうか。かもめも嬉しくなって海岸で「にっぽん丸」と文字を作っちゃいました!あ・・・NIPPONMARUのはずが、NIPONMARUになってる!あぁ。。。ニポンマル。。かもめとしたことが大失敗・・・それでも小笠原寄港が大成功だったから良しということで〜!

八丈小笠原5日目:航海日

小笠原を無事に出港して本日は一日航海日!航海日は船から降りないためイベントが沢山予定されています。かもめは一通り体験しているのでメインイベントのビンゴゲームのみ参加してきました〜。

にっぽん丸のビンゴゲームのルールは普通のビンゴ、そして景品が豪華なのが特徴です!壁にかけて飾るノットロールや大きな灯台のクッション、熊のぬいぐるみ・・さらにサプライズなプレゼントも・・・本日だけこっそりご紹介。実は今回は飛んで北海道クルーズご招待券が当たりました〜!

沢山わらって沢山たべる!健康的な午前中の過ごし方です。お昼のランチがとても珍しかったので写真を撮ってきました。これ、驚くなかれドライカレーです。ほのかな辛口で、スパイスがふんだんに使われていて、色や形と共に楽しめる一皿。よく見るとご飯が5色。実は東京オリンピックを記念したオリンピックカレーだったのです!

午後になるとイベントの合間に伊豆諸島最南端の青ヶ島を周遊することになりました。もともとパンフレットに載っていた訳ではありませんが、時間があったのかキャプテンの粋な計らいです。断崖絶壁とクレーターの中の住居。一見の価値あり!でした。こういうサプライズは船旅の楽しみですね〜!

八丈小笠原6日目:横浜帰港

本日は朝9時に最後の港、横浜港に帰港します。目覚めるとすでに船は観音崎の沖合まで来ており入港まであと2時間に迫っているところでした。食べなれた朝食をいただき、一休み。デッキでベイブリッジが通過する瞬間を見に行きました。

やっぱり外はさむい〜。当たり前ですがあまだ冬です!小笠原が25度くらいあって半袖で汗ばむほどだったため季節が逆戻りした気分。皆様もお風邪にはお気を付けてくださいね〜!さらに小笠原の雰囲気を引きずっていたのが飛んでいる海鳥をみた時。あ、カツオドリ!と思いました。実際はカモメ、一羽デッキにもいました。迷っちゃったのか、パーサーに羽根を痛めているかもしれません。と連絡しておきました。かもめとカモメは仲間ですからねっ!

そうこうしていたら大桟橋に接岸間近。皆様にとりまして今回の小笠原八丈島クルーズはいかがだったでしょう。比較的海況も天気にも恵まれ、船旅の良さが存分に味わえたのではないでしょうか。お会いするお客様と、沢山楽しかった!とお声をいただきお見送りをした印象があるかもめです。これを機会に今度は全く逆の、夏に涼しい北海道やロシアに行くクルーズなどいかがでしょうか〜。また船上でお会いできますように。ご乗船ありがとうございました。

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